だけど今や「端午の節句」は「こどもの日」。二人乗りのブランコに、男の子と女の子が乗っているようなもの。3月3日は、女の子一人乗りのブランコだから、どっちかと云えば、男の子のほうがガマンしているのじゃないかなあ。
イベントも、5月5日より3月3日のほうが盛り上がります。
これは多分、女性パワーのせいでしょう。ひな祭りのほうが、アイテム数が多いし、金額的にもモノは売れています。
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赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句が初節句。
三月三日のひな祭りが、ちょうどこの日にあたります。桃の花が咲くころでもあり、お節句を祝うのにふさわしいことから、今では桃の節句という美しい名で親しまれています。
ひな祭りは、「お人形遊び」と、「流し雛」の行事が結びついたものです。だから、ひな人形を飾ることは、生まれた子供が健康で優しい女性に無事に育ちますように、という願いがこめられています。
つまり、ひな人形が身代わりになってくれて、その子供に災いがふりかかりませんように、結婚など人生の幸福が得られますように、という家族の温かい思いが込められているのです。
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家庭における「ひな祭りのイベント」は、『桃の節句パーティー』が一番!
特別な料理や豪華な料理は必要ありません。お母さんの心づくしの手料理と、お菓子があれば十分です。
ひな祭りの料理は、「かわいらしさ」と「春の香り」を上手に演出するのがポイントです!
「かわいらしさ」の演出は「ひな」にちなんだ小づくりの品々や、きれいなちらし寿司で。「春の香り」はこの頃が旬の貝や、野菜などで。草餅と白酒はつきものですね。
ひな祭りの日、子供たちに普段より優雅な「ままごと」気分を楽しませる工夫をしてみましょう。
室内は、椅子やテーブルを片付けて、床にはひな段と同じ緋もうせんを敷きます。(ちょっと濃い目のピンクのシーツでもいいですね)そこに並べば子供たちも、ちょっと「お姫さま」気分になること、請け合い!
【ひな祭りアイディア料理】
1.太巻き寿司~群馬県前橋では「太巻き寿司」が雛節句の定番とのこと。
2.ひなちらしずし
(1)ちらしずしを作る。
(2)適当な数だけ、ちらし寿司で三角三角むすびをつくる。
(3)薄焼き卵を作って三角におり、むすびに着物のように着せる。
(4)ウズラの卵をおひな様の頭に見立てて、むすびの頂点にのせる。
(5)黒ゴマや海苔を上手に使って顔を作り、飾りようじで男雛、女雛の頭飾りをつける。
(6)お皿に一対ずつおひな様をのせる。
3.菱餅三色ゼリー~菱餅の三色にちなみ、赤、白、緑三色重ねゼリーです。
●田中人形(群馬県前橋市)さんのホームページを参考にしました。
伝承的な人形専門店です。羽子板、雛人形、鯉のぼり、兜、鎧などの各種日本人
形をシーズンに合わせながらホームページで紹介しているそうです。いろいろな情報もたくさんあります!ちょっと、のぞいてみてください。
→→→ http://homepage3.nifty.com/hinaya/