ヒーローショーの構成は、何パターンかありますが、私の好きなパターンは次のようなものです。
1.司会者登場
~あいさつ。「こんにちは」を観客(子ども達)に、2回云わせる※(1)
2.悪役の登場
~悪役の司会者いじめ→司会者は子どもと声をそろえて、ヒーローの名を2回呼ぶ※(2)
3.ヒーロー登場~悪役、司会者を解放し、ヒーローと戦う。悪役、負けて一度去る。ヒーローと司会者も、その場を去る。
4.悪役軍団登場《悪の基地》
~「新たな兵士を募集する」と云って、子ども達を2、3人ステージに上げ、遊ぶ。「この子達じゃ使えない!」と云って、客席に戻す。そこへ新たな宇宙怪人を呼び込む。と、その時、非常ブザーが鳴り響き、ヒーローの基地への侵入を知らせる。
5.ヒーロー登場
~《ヒーロー》 v.s. 《悪役と怪人+手下》ヒーロー、派手なアクションで、悪の軍団をギタンギタンにやっつける。「覚えていろ!」と捨てゼリフを残し、悪の軍団、去っていく。
6.司会者登場~「拍手!!」・・・大団円。そのあと、握手会・サイン会(有料)
※「2回」の意味・・・ショーに子ども達の意識を集中させるため。司会者のセリフは次の通りです。
※(1) 「みなさん、こんにちは!、あれ、元気がないなあ。
ちゃんとご飯食べましたか?(子ども達『食べた・・・』)
それならば、もっと大きな声が出るはず。では、もう一度。
こんにちは!!(子どもたち『こんにちは!!!!』)
はい、上手なご挨拶ができました・・・」
※(2) (司会者は悪役に捕らえられている)
「みんな、大きな声で、○○マン(ヒーローの名前)を呼んで!!
せえーのー『○○マン!!』、それじゃ聞こえない!!
もう一度、せえーのー『○○マン!!!!』」
→→→(主題歌~○○マン、登場/ポーズ)
* * *
さて、『ゴレンジャー』に始まり、現在の『マジレンジャー』に至る、いわゆる“戦隊モノ”と呼ばれるショーには、役者の人数の都合上、二役をこなすための「2回お着替え」があります。
★段取り表で云うと、
1.ヒーローA・B登場。悪人a・b・c・d・eと戦う
~悪人c、あっという間にやられ、消える
2.ヒーローC登場~実は悪人cが二役。悪人a・dと戦う
~悪人d、あっという間にやられ、消える
3.ヒーローD登場~実は悪人dが二役。悪人b・eと戦う
~悪人e、あっという間にやられ、消える
4.ヒーローE登場~実は悪人eが二役。悪人a・bと戦う
~悪人a・bはボスだけあって、メチャ強い!
5.5人ヒーロー(ABCDE)勢ぞろい!!
~5人そろってキメのポーズ。
派手なアクションで、悪の軍団(たった2人)をギタンギタンにやっつける。
「覚えていろ!」と捨てゼリフを残し、悪の軍団、去っていく。
毎度毎度の想いで話で恐縮ですが、私がイベントの仕事を始めた頃、もうすでに「ぬいぐるみヒーローショー」はありました。『仮面ライダー・ショー』です。この話、次回、やります。乞うご期待!!