電波媒体を検討している~テレビスポット広告の購入と効用~

<テレビスポット広告の購入方法>

テレビスポット広告は、テレビ局毎との取引です。
日本には32の放送エリアに127局ありますので、全国の全チャンネルでCMを投下するためには、これらすべての局と交渉する必要性があります。テレビスポットの発注にあたっては、出稿金額、オンエア開始日時と終了日時、そしてオンエアして欲しい時間帯を指定します。テレビスポット料金の取引単位は正価に対する実際の買付けコストを示した料率による取引と、視聴率1%に対する料金設定の%コストによる取引があります。一部の古くからのクライアントには今も料率のところがありますが、今では%コストによる取引が主流となっていす。%コスト取引をしているクライアントの中にも、出稿のたびにテレビ局と料金を交渉をする「見積もりスポンサー方式」と1年間の料金を予め決めてしまう「年契スポンサー方式」があります。年契スポンーのほうが、出稿のたびに料金交渉をする必要がなく、作業は効率的ですが、1年を通じて欠かさない広告出稿が求められます。
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テレビ局と交渉する際、どの時間帯に流して欲しいかという指定をしますが、その時の指定の仕方を「絵柄」といいます。この絵柄は曜日と時間帯の掛け算で描かれ、この取引絵柄によってもテレビスポット料金は大きく変動します。各絵柄の違いは、出稿量全体に占めるゴールデンタイムと土様日・日曜日の出稿比率の高さです。自分たちの狙うターゲットがどの時間帯でテレビを視聴しているかを考えて出稿しますが、ゴールデンタイムや土曜日・日曜日はどんなターゲットでもテレビを視聴しているため、出稿が集中します。そのため、需要が集中する時間帯の比率が高い絵柄ほど価格設定も高くなります。
 

<テレビスポット広告の効用>

テレビスポット広告の需要は年々増加傾向にあります。それは広告活動における固定費を削減したいというクライアントが多いからです。スポット広告は、出稿エリア、出稿時期を自由に設定でき、必要な時期に必要な量を出稿できるため、使い勝手がいいのです。また15秒が主体で1本単価もローコストに抑えられるので、大規模な予算を用意しなくてもたくさんの本数を出稿することができます。
 
放送エリア内のすべてのテレビ局を活用し、短い期間に広告出稿を集中させた場合、毎日何本ものCMがチャンネルと時間を問わず流れるため、幅広いターゲットに短期間で接触させることが可能です。急速な認知度アップをさせたい場合に有効となります。
 
しかし、テレビスポット広告は様々なタイムクラスが組み合わされて販売されるのが普通のため、希望する広告スペースのみを購入することができません。発注が確定した後、テレビ局は指定絵柄内のどのポジションでオンエアするのかのプランを作成してきますが、すべてのCMポジションが欲しいものと一致するとは限りません。ゴールデンタイムだけに出稿したいと思っても、実際はそうでない時間帯も組み合わせてセットで出稿プランは出てきます。そのプランを確認し、再度交渉することを「改案」と呼んでいます。テレビスポット広告は景気の影響を強く受けるため、好景気のときは放送1ヶ月以上前に広告枠がすべて売り切れることもあります。