16.節分・イベントのポイント(商業イベント編)

商業施設では、「季節歳時」は絶好のイベントのチャンスです。共感の呼べる参加性のあるイベントを、あまりお金を掛けずに実施しましょう!
 

今回は「商業イベント編」をお届けします。
 

●「神社」もしっかり商売につなげています!
 

と云ったらバチがあたるかどうか。ネットで検索してみました。
 

1.空くじなしの景品抽選付「福豆」300円(京都・八坂神社)
2.福ます 1合・5合・1升~初穂料500円より(静岡・三嶋大社)
3.和紙袋入りの福豆は300円(京都・石清水八幡宮)
4.厄除け-やくよけ-・招福祈願(日光・二荒山神社)
5.その他全国各地で、たぶん、いろいろ、やっています!
 

川崎大師でも、節分の豆まきをやっていますので、節分は、日本全国の神社・お寺で、こぞって年中行事“ご商売”に励んでいるのでしょう。
 

●紅白幕を巻いた特設舞台の上から、年男・年女が豆をまく。
 

次女が12歳の時、地元の神社で豆をまきました。たしか舞台に上るために2000円ほど支払ったはずです。大豆のほかに、「抽選券」もまきました。ほうきや、竹で編んだ塵取り(箕(み))、大根等の農作物が景品だったようです。
当選確立は高く、両手で抱えて野菜を持って帰ったのを覚えています。
 

娘にとって、おじいさんや、おばさん(みんな年男・年女)に混じって、高い所から、集まった人に向けて豆をまくというのは、とても楽しい経験だったようですね。今でも時々話題にしています。
 

※私も子供の頃、親が家を新築し、棟上式で餅をまいたことがあります。恥ずかしいような、晴れがましいような、(お殿様になったような)・・・あの感覚かな?
 

     ◇         ◇         ◇
 

●さて、商業施設での「節分イベント」は?
 

残念ながら2月3日は祭日ではないので、「節分」は土日でも絡まないと、普通ウィークデーです。だから神社のように、盛大に「豆まき」をするということは、あまりありません。イベントは人の集まる土日に行いたいものです。
 

イベントは、“記念日”が過ぎたあとにやるというのはおかしいので、直前の休日に行います。今年だと1月31日(土)か、2月1日(日)となります。
 

「立春」の前の日が節分。今年の「立春」は2月4日。だからやはり、「節分の日」以外の日に「豆まき」をするというのはちょっと変です。鬼だって『約束が違う!』といって、居座るんじゃないかな。
 

ただ、他のイベントに引っ掛けて、豆まきを「最後にチョッと行う」というのは問題ないでしょう。“神通力”はありませんが、「季節感」は演出できます。
 

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■イベントプラン≪ファミリーイベント≫■
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今回は、デパートやスーパー、ショッピングセンター向きのイベント例です。昔から私、子供イベントは、得意なんです!
 

1.工作教室~「鬼」や「福」のお面作り教室
 

素材はダンボールや、工作紙。毛糸やボタン等、材料も用意して。クレヨンや、はさみ、ペーパーボンドも2~3人で1セットは必要です。また、商業イベントでは、“なにがしか”の権威のある指導者が必要です。地元の絵の先生や、レクレーション協会等にお願いしましょう。
 

2.本の読み聞かせ~鬼の登場するお話はたくさんあります。
 

・桃太郎・酒呑童子・茨木童子・羅生門と鬼・安達ヶ原の鬼女
 

地味なようですが、話し手しだいです。各地域には、真剣に「本の読み聞かせ」の活動をしているサークルがたくさんあります。講師の派遣を依頼してみましょう。喜んで協力していただけるかと思います。「紙芝居」と絡めて本を読み聞かすのもいいですね。
 

3.折紙教室~節分にちなんだ作品は、たくさんあります。
 

私の好きなのは、可愛らしい「鬼」と「福」の顔がそれぞれ一緒に折れる一対の「BOX」です。折ったあと、箱の中に大豆を入れてあげれば、子供たちは喜びます。指導は、日本折紙協会の講師に依頼します。全国に支部組織があり、イベントにも慣れている講師がたくさんいます。
◆日本折紙協会→→→http://www.origami-noa.com/
 

各イベント共通ですが、終了したら子供たちに紙コップに入った「鬼打ち豆」を配り(「折紙教室」の場合は必要ありませんが)、着ぐるみの鬼を登場させ、皆で鬼を追い払う、というのはいかがでしょうか?
 

前回書いた「家庭での豆まきイベント」とは違い、具体的に「鬼」が姿を現したほうが、イベントとして盛り上がります。要はサンタと一緒です。具体的に、はっきり見える形に作り上げましょう!
 

大きな神社では、年男・年女のタレントや、相撲取りが一般の人に混じって豆をまきます。なかなか派手でいいのですが、商業イベントではそれだけお金を掛けるイベント
は、節分には必要ないでしょう。
 

商品の販売に結びつく「バレンタイン」や、「クリスマス」、「周年イベント」にとっておきましょう。「小さな」季節歳時に引っ掛けて、イベントをやり続ける意味は、自分のお店の『ファン作り』のためです。