13.ファッションショーのポイント

さあ、ファッションショーを作りましょう。
学園祭で、趣味のサークルで。そして、あなたのお店の販売促進を兼ねて。
 

まずショーに出品する「服」を決めることから始めましょう。
「売りたい服」が「出したい服」です。とは云っても、内容にバリエーションを持たせましょうね。
 

仮に50点出すとして、「カジュアル&フォーマル」「スポーティ&シック」「フェミニン&ボーイッシュ」「高価&廉価」など、タイプ別に幅を持たせることが大切です。
「売りたい服」と云いましたが、「そう安々とは買えないゾ!」という高価な服を、あえて出品するのも、ファッションショー開催のポイントのひとつです。
 

出品する服を決めると同時に、いつファッションショーを実施するか、どこでやるかも決めましょう。お店のフロアで行なうのも、もちろんアリです。
 

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さあ、ここからが制作作業です。順を追ってお話します。
 

▼全体の構成を決める
 

・以前、この項で書いた「遊・休・知・美」(「イベント構成のポイント」)で全体の構成を考えてみましょう。一度作ってみて、実情に合わせてアレンジするのが良いでしょう。
 

・時間はせいぜい30分位が適当です。どんなに素敵なショーでも、テレビや映画と違って、モデルによる実演のファッションショーは、お客様にとって案外疲れるものです。
 

▼モデル何人、必要?
 

・見せたい衣装の点数(例えば50点)と、ショーの時間(例えば30分)により、モデルの人数はおおよそ決まってきます。
 

・上の例に基づけば、モデルは最低5人は欲しいところ。《30分÷1人10点×5人》で、1点あたり、見せる時間は平均36秒となります。
 

▼モデルのキャスティング
 

・もちろん、素人のモデルを使うのも一案です。特に子供服の場合は、プロよりも、募集してお客様のお子さんに出演していただいたほうが、見ている方に好感を持たれ、実際商品も売れることでしょう。
 

・しかし大人の服は、プロのモデルを使ったほうが成功の確率がぐっと増します。プロのモデルは、商品をより素晴らしく見せるためのテクニックを身に着けています。しかもギャラが高ければ、高いほど、小技・大技を数多く持っているものです!
 

・さてショーモデルのギャラですが、中どころで「5万~10万」といったところです。これは本番当日1日30分2回のショーのギャランティで、別の日にリハーサルを必要とする場合は、その半金が加算されます。
 

▼招待状の印刷、発送
 

・お得意様をリストアップし、会場のキャパシティに応じて、招待者の数を割り出します。歩留まりをみて、何割増しかでご招待状を発送します。
 

▼会場の装飾、照明・音響について
 

・会場には、バックパネルとステージ(張り出しステージ含む)、ステージ脇に着替えのためのスペース(囲いあり)が必要です。バックパネルには切り文字で、お店の名前やファッションショーのタイトルを入れましょう。
 

・お店で行うフロアショーの場合は、照明に色は付けなくても問題ありません。ただ、プロ用機材でステージを明るくしましょう。
 

・お店で行う場合も、音響機材はプロ仕様の物を使いたいものです。司会者用のマイク1本と、音源を鳴らすためのMDもしくはCDデッキが必要です。音源がオリジナルでない場合、正式には楽曲使用料を支払います。以前にも書きましたが、自己申請で、支払いも後払い可能です。案外安いと感じる金額ですよ。(個人差あり)
 

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詳しくは、日本音楽著作権協会(JASRAC)ホームページを
見て 、ご確認ください。http://www.jasrac.or.jp/
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 ▼その他
 

 ・必要なスタッフ名称
   ○演出(舞台監督)    ○司会者    ○モデル   ○フィッター
   ○スタイリスト      ○台本作家    ○音響・照明オペレーター
   ○舞台美術家     ○施工業者(大工さん)    ○舞台進行員
 

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さて、長々と書いてきましたが、「楽しみのために行うファッションショー」でなければ、プロに任せたほうがはるかに華麗に、営業的にも旨くいきます。
 

例えばプロの演出家を入れれば、モデルとの打合せ、ステージ上の振り付けや、ウォーキングでの動きの要求(意思疎通)が、スムーズにいきます。
 

プロのスタイリストを入れれば、初期の「洋服選び」の段階からアドバイスが受けられます。お店にない小物(アクセサリー、等)の手配もしてくれます。