7.面接(オーディション)のポイント

今回は、新入社員や、アルバイトを面接するときの「ポイント」です。
たぶん、10人以上面接する時、お役に立てるはずです。
 

展示会等イベントの、コンパニオンのオーディションに立ち会う機会が、何度かありまりました。場所は、大手広告代理店のプレゼンルーム。
 

採用人数が10人ならば、30人は最低集めます。一昔前は、10倍の人数を集めたものです。10人ならば100人!
でもそのうち、面接するスポンサーが根を上げちゃって、『あまり意味ないね』と、3倍程度になりました。
 

オーディションの日。会場のセッティング、控え室のセッティングを終え、イベントコンパニオンの到着を待ちます。通常、30人のオーディションだと1時間半程かかるので、コンパニオンの到着時間を、2~3段階ずらして集合をかけておきます。
 

コンパニオンが到着する度に、一人ずつ、壁をバックにポラロイドで撮影し、余白に名前を書き入れておきます。
 

☆なぜかって?それはこれから。
 

オーディション・スタートの最初の人には、ちょっとした仕掛けがあります。
彼女のオーディションシート(採点表)の点数は、各項目すべて5段階評価の「3」なのです。初めからそう書き込んでおいたものを、面接官に渡しているから。
 

☆それは何ゆえ?それもこれから。
 

会社の面接も同じですが、オーディションを受ける人はドアの外にいて、「次の方、どうぞ」を合図に、ノックをして会場に入ります。入ってくるときから、すでに審査は始まっているわけです。
 

中央にはイスを置いていますが、すぐには座らせません。
「では、立ったままで、自己PRをどうぞ」と云って、何かを喋ってもらいます。
実は、何を話してくれてもいいのです。話の内容ではなく、面接官は、コンパニオンの姿勢を見ています。
 

概して今の若者は、立ってキチンとした話しをするのが不得意のようです。
手をブラブラさせたり、脚がふらついたり・・・。
展示会等イベントにおいて、コンパニオンの仕事はほとんど「立ち仕事」です。『会社を代表して』展示会場でお客様に接するには、それでは不適任です。
 

実は立って喋らせてみると、「育ち」も「体力」も判っちゃうんですね、コワイですね!
 

     ◇         ◇         ◇
 

★では、先ほどの種明かしです。
 

■面接前にポラロイドを撮っておくのは、
 

「履歴書」添付の小さな写真では、あとで決めるとき、名前と顔が、一致しないからです。
服装が違うし、雰囲気も異なります。ましてコンパニオンだと、化粧バッチリのワンランクUPの写真を提出しており、そこからワンランクDOWNの「実像」がなかなか見えてこないからです。
 

■最初の人のオーディションシートの点数が、なぜすべて「3」なのか?
 

それは、最初の人には大変申し訳ないのですが、今後の人すべての「採点基準」になってもらうためです。
多人数、面接していると、面接官もだんだんと訳が分からなくなり、採点基準がバラバラになりがちなのです。そこで最初の人のすべての点を「3」とすることにより、“あいつが「3」ならば、こいつは「2」だ!”と公正な判断がつくという訳です。
 

さて、最初のオール「3」の人の落選率はというと、90%でしょうか。
実は面接順を決めるとき、プロフィールの写真に基づいて、“平均的”で、落ちても仕方がないという人を一番にもってきます。それでも実物と写真との違いで、『実物がプラス』の人には、「悪いこと、したなあ」と感じています。
また、『拾う神もアリ』で、面接官の“鶴のひと声”で、復活する人もいます。
 

そんな時は「良かったなあ」と感涙します。