39-2.忍者の世界・展/甲賀編☆下

■「甲賀の里忍術村」■

私が「甲賀の里忍術村」に行ったのは、20年ほど前のことで、「テーマパーク」という言葉もまだなかった頃。
でも他の「忍者関係」の施設にない、広大な敷地を持つ「甲賀の里忍術村」は、しっかりテーマパークしてました。開園してまもなくの頃だったと思います。
 

「とっつきがいいな」というのが、最初の感想です。
「忍者屋敷」「展示資料館」といった基本の施設と同時に、「手裏剣道場」や、「水蜘蛛体験」といった、肩ひじ張らないファミリー向けの施設があり、「ここなら、きっと相談にのってくれるに違いない」と、ピピンと予感が走りました。
館長の柚木さんにお会いし、「展示品貸し出し」についてお話したところ、ふたつ返事で引き受けていただきました。
 

柚木さん
「ただしね、橘さん、『忍具』というものは、実際はほとんど残ってはいないんだよ」
「忍者が活躍したのは、戦国時代までで、あとの徳川300年は、ひっそりと暮らしていたんだ」
「だから、ほとんどはレプリカなんだ。ただし、しっかりと鍛冶屋で作らせている」
 

確かに、十字手裏剣や、水蜘蛛の本物が残っていたら、ヘンだよね。
 

柚木さん
「でも『万川州海』はホンモノを展示しましょう!」

「『万川州海』ですか?!!」
私は心底、仰天しました。まさか、ここで『万川州海』の名前が出てこようとは!!
 

     ◇         ◇         ◇
 

『画龍天晴』と云うか、これで私の『忍者展』は「イケル!」と確信しました。
「甲賀の里忍術村」からは他に、忍者キーホルダーやプラスチックの手裏剣、忍者Tシャツや、玩具の忍者刀など、展覧会の中の「物販コーナー」で売るお土産品の仕入れも引き受けていただきました。
 

「これで東京に帰れる!」正直な気持ち、そうでした。
 

帰りしな、柚木さんから、個人的なお土産として、鍛冶屋で作らしたという重さ500グラムはありそうな「十字手裏剣」をいただきました。20年を経た今でも、私のベスト3に入る「お宝」です。
 

 *           *            *
 

「それで『忍者展』はどうなった?」・・・もう1回、お付き合い下さい。TDLの「ホーンテッドマンション」からヒントを得た、“手作り3D”~「唄う獄門台のさらし首」の仕掛けは?・・・次回、公開します。