13.ペプシチャレンジ

覚えていますか、 “ペプシチャレンジ”!
 

今、インターネットで調べてみて驚いたのですが、20年以上前の話だそうで。
でも、2001年にも渋谷109を皮切りに、全国でやっているそうなので、記憶にある方もいることでしょう。(話題にはなりませんでしたが)
 

「知らないよ」と云う方のために、【参考資料】より引用しますと、
 

『コークとペプシを名前を伏せて一般の人に飲んでもらい、どちらが美味か公開実験で判定してもらうというもの。第一回は1975年5月ダラス。ほとんどの地域でペプシが勝利を収め、コカコーラは大ショック。「そんな馬鹿な!」とコカコーラ社でも独自にテストしてみたが、結果はやはりペプシ優勢でダブルショック。これが「カンザス計画」を発動させた直接の原因と言われる』
 

【参考資料】+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
 「コーラ白書」  http://www.colawp.com/seasonal/200110/history/
   ※《コークv.s.ペプシ》の、とてもスリリングなお話満載ですよ。
    「カンザス計画」についてもこちらをご覧下さい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
 

“ペプシチャレンジ”の仕事、一度やりました。
 

と云っても、スポンサーであるショッピングセンター(SC)のスペースを、イベント実施会社に斡旋るといったものでした。当日私の仕事は、SCサイドに立っての現場管理。つまり場所を貸すにあたって、実施会社がキチンと規定を守っているか、お客様とのトラブルはないか、をチェックする役目でした。
 

まあ、仕事はヒマです。イベント実施会社が慣れた会社であれば、特になにもすることはありません。見ているだけ。
当時、“ペプシチャレンジ”は、テレビコマーシャルでたくさん流れていたので、「本当に、ペプシを選ぶ人が多いんだなあ。テレビと同じだなあ」とニヤニヤしながら見てました。
 

「わしは嫌いだな。こんな風によその会社の悪口を云う広告の仕方は」とか、「比較広告って云うんだろ、コレ。でも日本の習慣に合わないな」といった声は、お年寄りの間で随分と聞かれました。
 

“ペプシチャレンジ”の段取りはこうです。
 

コークとペプシはどちらもビン入りのものを使用し、同じ条件で事前によく冷やしてあります。そしてチャレンジャーごとに、白い紙筒でマスキングしたコークとペプシを、その場で栓を抜き、小ぶりの紙コップに係員が同じ量注ぎます。(少量です!)
 

係員は、2つの紙コップをチャレンジャーに1つずつ差し出し、「では最初にこちらをどうぞ。・・・次にこちらをどうぞ」と、ランダムに右・左と順番を変えてコップを差し出します。チャレンジャーは係員の指示に従って「利き酒」ならぬ“利きコーラ”をします。「さあ、どちらの味がお好みですか」と係員。
チャレンジャーがどちらか片方のコップを指差すと、「あなたのお好みはこちらでした!」と、すぐ脇に置いた、マスキングしたビンの白い筒を抜きさります。そこに現れるのが“ペプシ”だったり、“コーク”だったりするわけです。
 

“ペプシチャレンジ”の成績は、100人チャレンジャーがいたとすると、≪53対47≫で位で、いつもペプシの勝ちでした。その差は案外少なく、10%~15%程度でした。
 

見ていて「おやっ? これは・・・」と思うことがありました。
 

これは、ある種の操作が可能ではないか、ということです。
人は何かに飢えた状態で、それが与えられると「大満足」します。続いて同じものが与えられると「満足」はしますが、最初の感動はありません。もし先に、係員が常にペプシを差し出したなら、コークとの差は随分と広がるのではないのか・・・。広がりすぎるとマズイので、「対戦表」を見ながら、ある時は先にコークを差し出して、バランスを取っていたのではないのか、と私は想像したのでした!
 

本当のところは分かりません。「コーラ白書」にもあった通り、『コカコーラ社でも独自にテストしてみた』そうですから、これは私の勝手な思い込みかもしれません。
 

さて、このイベントは大成功だったかと言うと、
 

「味よりイメージ」と言われるコーラ業界においては、このキャンペーンはそれほど効果的ではなく、 1983年に打ち切られたそうです。
 

ところで、私の一番好きなコーラは『ドクターペッパー』です。それには学生時代のアルバイトに関わる、ニガ~イ思い出があります。