9.MC v.s. ナレーター

司会者のことを「MC」といいます。何の略かというと、“マスター・オブ・セレモニー”!随分と偉そうですが、直訳の「式典を仕切る人」というのは、まさにその通りだと思います。
 

下手なMCにイベントの本番を手渡す際、ディレクターとしては、ただただ祈る気持ちです。「ボロが出ませんように、重要なコメントを飛ばしませんように」と。
実際、テレビ局の顔の知れた女性アナウンサーが、偉いさんの紹介を飛ばし、挨拶なしで式典を終えたことがありました。致命的大失敗!2度とそのスポンサーからは仕事が来ませんでした。
 

上手いMCだと、スタッフは何も心配いりません。台本がちょっと位いい加減な出来でも、引き出しをいっぱい持っているので、なんとか形をつけてくれます。オープンエリアのイベントで、通行人の足を止めさせ、観客へと変える力を持つのもMCです。ナレーターには、初めからその技は期待しません。
 

ナレーターに期待するのは、ナレーション原稿を完璧に暗記し、間違えることなく、笑顔でお客様に宣伝内容をキチンと伝えることです。
“イベントコンパニオンを卒業したらナレーター”、というのが業界内における出世すごろくの「あがり」です。
 

本当のことを云うと、その先に「MC」があります。女性が年齢を経て、美醜に関係なく、実力で勝負できるのは、やはり“マスター・オブ・セレモニー”なのです。
 

 ★最後に各々の、おおよそのギャランティーを公開しましょう。
   ・コンパニオン  2万円前後/1日 (事務所出しの値段です)
   ・ナレーター   3~5万円前後/1日
   ・MC      5~15万円前後/1日(超有名人は青天井!)
 

さあ、高いか、安いかは買い手しだい。買い叩くとスカを引くかも。いい商売だと手を挙げた人、ちょっと待って! 毎日仕事がある訳でもなく、オーディションで合否を判定され、くじけることも、しばしば。これでなかなかキビしい~世界ですよ。