8.コンパニオン・恨

ビジネスショーの初日。展示会場に向かうバスの中で、イベントコンパニオン同士の会話。
 

「あなた、どこのブース?・・・ええっ、SONY!・・・いいわねえ・・・わたし?・・・ちょっと云いたくないけど・・・実は◯◯精機っていう会社。聞いたことある?・・・ないの?・・・そうよね・・・」

 

さて、『・・・』の部分のナゾ解きをしましょう。
 

「あなた、どこのブース?・・・『わたしと同じ、名もない会社?』・・・
 

ええっ、SONY!・・・『あなたがオーディション受かって、なんでわたしが落ちる訳?』・・・
 

いいわねえ・・・『ウッソー! あなた、コネ使ったでしょ』・・・
 

えっ、わたし?・・・『嫌な女ね、云わせる訳?』・・・
 

ちょっと云いたくないけど・・・『でも、あとでどうせ知れることだし』・・・
 

実は◯◯精機っていう会社。聞いたことある?・・・『マネージャーのAさん、有望な技術力のある会社だと云ってたわ』・・
 

ないの?・・・『無知な女ね、いや、ひょっとして』・・・
 

そうよね・・・『Aの奴、だましたわね』(わたしってミジメかも)」
 

概して、コンパニオンは1流企業がお好き。2流でもユニフォームが可愛ければ、少しは許せる。許せないのは、3流でしかもダサい制服。しかもレンタル品。
 

ネタ、もうひとつ。
 

コンパニオンは、平等が好き。
仕事内容も、休憩時間も、お弁当も、なにもかも。
これが難しいんだな。会社の顔である受付と、通路でのチラシ配布は、はっきり云って仕事のランクが違いすぎます。
 

『受付、楽そうだし、私たちにも、順番で受付やらせて!』と云われても、ねえ。
 

でもストレートにダメ出しすると、コレ、恨みを買いますゾ。「スポンサーの意向」にしちゃえ。『スポンサーがタコだから』って。