5.ヒーローショー(1)

20年近く前の話なので、関係各位様、もう時効です。

あるデパートの屋上で、ウルトラマンと、仮面ライダーと、ガッチャマンが力を合わせて、何とも知れんフェイクな宇宙怪獣と戦い、勝利したことがあります。
ウルトラマンは巨人、仮面ライダーは等身大、ガッチャマンはアニメの国の人で、この3人は本来、出会ってはならないヒーローです。まして一緒に戦うなどもってのほか。ナゼか。それは版権の問題です。円谷英二さん、石の森章太郎さん、久里一平さん、ごめんなさい。苦しまぎれの選択でした。
というのが、「あるデパート」では年間20本以上、「ぬいぐるみヒーローショー」を有効なファミリー動員策として、イベントに多用していました。費用効率から考えても、当時35万円で1,000人以上お客様を呼べるイベントはそうそうありませんでした。(1人=350円)
毎回演目を変えるとしても、20種類も「ぬいぐるみショー」はありません。そこでよくある手として、過去に放映していたウルトラマンや、仮面ライダーの“集団演武”を企画しました。「ウルトラ3兄弟・ショー」や「V3 & アマゾンマン・ショー」といった具合です。また、版元が同じなら、仮面ライダーとゴレンジャーのレッドの組み合わせも可能でした。
だけど、ウルトラマンと仮面ライダーと、ガッチャマンは、明らかに禁じ手です。
「もっと面白いもの、ないの?あっ、と驚くようなやつが!」とスポンサーに云われ、小さなプロダクションの社長に相談したところ、「お任せあれ!」と云って消え、しばらくして持ってきたのがコレでした。で、子どもたちにウケたかと云うと、イマイチでしたねえ。画期的だと思ったのに。
さて「ぬいぐるみヒーローショー」、一度は見たことがあるという方、多いと思います。それはなんでした?仮面ライダー、戦隊ヒーロー、それとも、ウルトラマン?それはいつ頃?だれと一緒に?
私の「思い出のヒーローショー」は、『うる星やつら』です。エンディングの、主題歌に乗せて出演者全員が踊りながら歌う(?)シーンは、秀逸でした。グッときました。