3.ハルミの想いで(2)

当時、展示会(ショー)の終了時間は午後5時が一般的だったように記憶します。終了10分前になると、パチンコ屋と同じ理由で「蛍の光」が流れます。すると、まるで示し合わせたように、各ブースでコンパニオンが通路に向かって1列に並び、大阪万博で確立された「コンパニオン立ち」(斜に構えて立ち、片足を斜めに添える)で、退場されるお客様に一斉におじぎをします。
 

大手の会社が出展しているブースは、まるでコンパニオンの数と容貌を競うように、どこもこの決め事を守ったものです。
 

近頃では、このスタイルはかなり薄れてきていますね。コンパニオンが随分と大人っぽく見えて、華やいで、なかなか良かったのになあ。実態は、20前後の大学生なのに。
 

5時に音楽が消え、最後にもう一度深々と一礼して終了。すぐにブース全体の終礼が始まります。
終礼での、スポンサー・エライさんの締めの決まり文句は、「今夜はゆっくりと風呂に浸かり、足を休めて、深酒せずに、早めに休みましょう。風邪に気を付けて、あと2日間、頑張りましょう。」・・・です。10人中7人、そうでしたね。
 

さてこれで、コンパニオンは着替えれば帰れる訳ですが、各ブースの更衣室は極端に狭い。展示スペース最優先なので、仕方のないことなのですが。
そこでコンパニオンは交代で着替えます。着替え順は、先輩か後輩か、いじわるorお人好し、武闘派か維新派か等、すべて力関係がそこにあったのでしょうが、私はその辺のところ、全然、よく知りませ~ん。
ダッシュで着替え、ダッシュでバス停に走ります。帰りのバスの大混雑が待っているからです。