【中級】『展示会』の創り方/会場演出の5原則

文化催事としての「展覧会」も、新商品発表のための「展示会」も、会場演出として、ぜひ取り入れていただきたいイベント・5つの原則があります。
そしてこれは、趣味のサークルの『作品発表会』にも使えるものです。
■その1『実施意図を明確に見せる』

お客様に見ていただきたいから、『展示会』(発表会)は実施されます。
実施する側に、何らかの強い「意図」がなければなりません。

企業が実施する『新商品発表会』は、「新商品の成約を数多くとる」という、明確な意図があります。企業はそのために、大きなお金を掛けてパンフレットを作り、招待状を発送し、会場を借りて、展示会を実施するわけです。

趣味のサークルであっても、事前に「発表会を成功させた後」のステップアップを考えて、取り組むことが大切だと考えます。そしてそれは、会場演出にも反映されなければなりません。

■その2『視線を支配する』

数ある商品(作品)を、どういう順番で見せるのか、どんな見せ方がより効果的か、を考えましょう。「意図」を持って、お客様の視線を支配するのです!

会場に一切、仕切りパネルがなく、すべての商品(作品)を一堂のもとに見ることができる、という展示方法は、けして良い演出とは云えません。
意識が散漫になり、感動を与える(購買意欲が増す)ことは、けしてありません。一堂のもとに、数多くの作品を見せる「コーナー」があったとしても、そこには何らかの演出がなければなりません。

■その3『感動を演出する』

会場に一歩足を踏み入れたときに、突然目の前に飛び込んでくる商品(作品)は、どれが相応しいか?目玉の商品(作品)は、どこに置くのが、より効果的かを、深く検討しましょう。

『ミロのビーナスとヘレニズム文化』という展覧会があったとして、さて「ミロのビーナス」は、どこに展示されるのが最も良いでしょうか?「入り口」近く?「中間位置」?それとも「出口」近く?

「最重点作品」をどこに置けば、お客様に感動を持ち帰っていただくことができるか、考えて見てください。

■その4『お客様の欲求を満たす』

いつ、満たすべきか?あまり早くに満たされないほうが、お客様にとっても良いのだ、と思います。それも「感動を演出」する手法のひとつです。
もったいぶって、最後に、確実に「ドカン!」と与えましょう。質の良いハリウッド映画がそうであるように。もったいぶった挙句、「はずす」と、信頼関係を取り戻すのは大変ですよ。(そんな映画監督、いたな)

■その5『五感を刺激する』

「展覧会」「展示会」では、『視覚』のみ重視し勝ちですが、それだけじゃもったいない!
≪視覚の刺激≫・・・「大きく」見せて圧倒し、「面」や「立体」で見せ、「色」や「形」にこだわり、「仰ぎ」見せたり、「見下ろ」させたりしたあげく・・・体験コーナーで「触ら」せ、試食コーナーで「味わ」あせ、雰囲気を作る効果的なBGMを流したり、会場内にヒーリング効果の高いアロマを焚くのも、演出手法のひとつです。