【中級】トラブルにどう対処する?

イベントでは、大なり小なり、トラブルの発生は付き物です。
それは、イベントが「ライブ」だから。トラブルに遭遇した時、ディレクターの経験がモノを云います!
私が過去に経験したトラブルを、ちょっとあげてみることにします。私なりの対処法も、簡単ですが書いてみました。
■出演者が遅れる、またはとうとう来なかった・・・

これはあってはならないこと。こればかりは「アウト!」です。
本番時間が近づいて、スポンサーから「アレ、まーだ?」と聞かれた時、「渋滞に巻き込まれたみたいで。でもまもなく到着します!」と答えたことがあります。(根拠のないウソです!)

その時は、開演時間ギリギリに到着し、なんとか「滑り込みセーフ!」でしたが、その日一日、仕事が終わったあとも、心臓がバクバクし通しでした。(これは、携帯電話がなかった頃のお話です)

こんなことは、もちろん、めったにあることじゃありません。相手がプロならば、時間に関しては、極力注意を払っているはずです。さて、対処可能な、日常的にあるトラブルを列記します。

 

■天気に関するトラブル

・雨で人が集まらない
急きょ「呼込み隊」を組織して、あちこちに飛ばす。有効ではないとしても、対処のポーズは必要です!

・外で実施予定が、雨のため中止、または移動
機材の大移動、観客への場所変更の告知、他。

・天気が良すぎて、行楽に出かけてしまい観客が集まらない。
仕方がないから、集まった人で“日頃以上に”盛り上がる手だナ。

 

■司会者、ナレーター、コンパニオンに関するトラブル

・司会者が来ない!
誰もいないので、「私」がやる!(一度だけ、やりました)

・司会者、ナレーターがスポンサー名を間違えた!
ちょっと致命的。力いっぱい、謝るしかないか。

・司会者がへた!
スポンサーの耳に司会者のコメントが届かないよう、雑談を喋りまくる!~次回から「このMCめ」を使わないことを心に誓う!

・ナレーターがコメントを覚えていない!
前日のリハーサルで発覚したら、その夜、ディレクターはナレーターと「カラオケBOX」にこもり、ひたすらコメント練習!
カラオケBOXでそんなことしているヤツは、ちょっと異常!

・コンパニオンが来ない
コンパニオンといっても、女子大生のアルバイトです。対策として、大きな「ショー」の時は、会場の近くで、コンパニオン会社が普通、「予備」をスタンバイさせています。

 

■機材に関するトラブル

・音響機材、照明機材、特殊効果機材、等のトラブルは、プロのオペレータを入れることにより、ほとんど未然に防げます。それは、「前日チェック」や、常日頃メンテナンスをしているからです。
大切なイベントなら、機材及びオペレータは、プロの会社に頼みましょう!

 

■施工物に関するトラブル

・本番の前日施工で、図面通りに完成したのに、スポンサーに変更を命じられた!
「できる範囲で、やり直す!」のは、仕方がありません。ただし、「大工」を上手に「なだめる」のが至難の業、なんだなあ。

「職人さん」というものは、なんの職人であっても、出来上がったものの「やり直し」を極端に嫌います。まして、どこにも「ミス」はないのに、シロウトであるスポンサーが権力を行使して、「感覚」(フィーリング)だけで、変更を命じられるのは「たまらない」訳です。

そうした時、ディレクターは、スポンサーと施工業者との間に立ち、トラブルを未然に防ぐようにします。「大工」さんが納得する形で、と云っても「泣く子と地頭さんには勝てない」の格言通りなのですが、とにかく「調整」して、「できる範囲でのやり直し」を“お願い”します。

『あいつ、偉そーに、許せねー!』となったら、大工さん、ノミやらカンナやら、刃物いっぱい持ってますからね・・・上手にね!

 

■観客に関するトラブル

・酔っ払いが騒ぐ~ガードマンに云い付ける!

・喧嘩が勃発~ガードマンに云い付ける!

・ヨコ入り、クレームおばさん発生
注意して改めなければ、ガードマンに処理をゆだねる。

デパートやスーパーでのイベントなら、ガードマンは店に最初からいます。
ガードマンのいない会場で、予算に余裕があれば、ぜひ警備スタッフを入れておきましょう。『○○警備』という会社のスタッフならば、問題が生じたとき、“保険”となります。

・けが人、病人
イベントスタッフが付き添って病院に行くか、または救急車手配。
※ちょっとした外傷で、救急バンを相手に渡すのはOKです。「傷口に貼ってあげる」のは、ナシです!
本人の判断に任せましょう!(トラブル回避のため)

大きな野外イベントでは、テントに資格を持った「看護士」をひとり常駐させ、「気分の悪くなった人」や、スリ傷程度は処置してもらいます。ただし、程度以上のけが人や病人は、看護婦の判断により、すばやい「病院への搬送、または救急車」を心がけています。

トラブルとまではいかなくても、差し迫った事態に対し、ディレクターは常に「次善の策」を考えていなければなりません。まるで詰め将棋のようですが、「こうきたら、ああする」といったシュミレーションができている必要があります。

 

自分でイベントを仕掛けるのは、難しいこと?

そんなことはありません。もちろん、「イベントの場数を踏む」ということは、助けにはなりますが、すべてではありません。イベントを実施する側として「イベントを楽しみ」、来ていただいたお客様にも、最大限「イベントを楽しんでいただく」という気持ちがあれば、あとは「日頃の経験」がモノを云うものだと思います!!

あなたの「地域」で、また「サークル」で、どんどんイベントを仕掛けていきましょう!まずは小さなイベントにトライ!「北海ソーラン節」や「よさこい鳴子踊り」のように、あなたのイベントを、だんだんと大きなものにに育てていきましょう!